蜘蛛の糸をのぼれば 極度のあがり症が治らない人へ 治った者からエールと治し方を書いていくブログ

幣ブログ管理人のカンダタです。 【蜘蛛の糸をのぼれば】にようこそ! 極度のあがり症がどうしても治らない人の数は予想を遥かに超えていた! しかしこの弱点を克服できないと大変なことになっていきます! 僕がどんだけ大変な思いをしてきたか! だからこのブログに体験談や克服方法を書いていきます!

極度のあがり症が治ったッ 最終話

極度のあがり症が治った! 治らない人へ体験談

極度のあがり症が治った体験談


10.社会復帰と自信

通っている途中に、僕は社会復帰した。プータローだった自分に自信が出てきたし、やれるという確信もあった。モチベーションも高まっていた。

最初は長続きしなかったけど、定着してきたからだ。不安は最初はそりゃああった。ない方がおかしいのだ。
悩んでいる真っ最中の人は、不安がゼロになるだろうと思っている。そうじゃない。不安があっても突き進めるようになるのだ。
とにかく本格的に社会に入った。

最初は緊張もしたし不安もあった。でも自己暗示を入れて、逃げも隠れもしないでずけずけやってみた。

そこで、まともに働けることのすばらしさをはじめて味わった。ものすごい心の栄養になった! 
最初の不安もただの取り越し苦労。不安は自分の心で作りだしているものがほとんどだ。
弱点を背負っていない人が当たり前にやっていることを、僕は当たり前にできるようになった。
そして、いままで当たり前にできなかった分、もっと人より頑張ろうという気力が湧いてきた。

これって、一つ考え方を変えると、みんなが当たり前にやってきたことを今やっとできただけじゃん! と考えてしまって落ち込むところだが、前向きな気持ちでいられた。暗示の力かな。

親も喜んでくれた。僕も、子供の時のような、無邪気な何者にもとらわれない心というものを思い出しはじめた。
その途中、自意識という壁に僕は押しつぶされた。そればっかり強化していた。

極度のあがり症で昔きつかった場面、自己紹介、初対面の人、会食、休み時間、飲み会、発表、のちには営業でも、攻めの姿勢で貫くことができた。
一つ一つこなしていくたびに大きな自信になった。

これを読んでいる人は、考えて極度のあがり症を治そうとしているのかもしれない。でも考えていたら予期不安を増大させてしまうだけです。
やっぱり、攻めの姿勢で強気にズカズカとやっていってはじめて劇的にあがり症克服できる。

話し方の技術でも岩波先生の教え通り、上手に話す意識を捨てた。
もっと根幹に占める感情の伝達、大きな声での挨拶、はきはきした態度、言葉がつっかえてもいいから伝える心を常に持つこと、そして考えないで話すこと、心のベクトルを内向きに出はなく外向きに持つこと、暗示を入れて強くいること、時にはルーツ分析をして焦りの気持を無くしたり、いろいろなことで今ではコンプレックスもなくなったし、吃音もなくなっていった。

11.武器としてのコミュニケーション術(会話の格闘術)

もうこれからはプラスの連鎖で生きていける。確かな自信がある。
岩波先生の下で、コミュニケーション術(会話の格闘術とも言う)を学んだ。これは、ただの会話ではなくて、武器となるコミュニケーション術だ。

世渡りの達人しか持ち得ないものだし、それがあるから、世渡りの達人になれるノウハウだった。
これによって、僕の弱点だったものは、武器にもなった。
普通に暮らしていた人が、決して身につけることができないもので、とても大きな自信になった。

SADもどこかに消えていた。うつ状態はとっくに卒業できた。

生き様から自分を変えていくことの重要性。生き様こそ会話なんだと。コミュニケーションであり、オーラになるんだとわかった。
人と人との差はどこでできるかというと、生き様、つまり魂の部分だけなんだ。それを常に自分に言い聞かせて生きるようにした。だからますますコンディションがあがった。

引き籠もって、寝ているだけじゃ、絶対問題は解決しない。自分への信頼感は自分で創りあげるしかないし、そのために会話術という武器を利用すればいい。
上達もしていったし、 完全に良くなったんだ、としみじみ実感を味わっていた。

過去の惨状を思い浮かべ、現状のうれしさに涙が出ることもしばしばだった。 新鮮な感動だった。
生きることは感動することなんだという岩波先生の言葉を思い出した。確かにその通りだった。生きていて良かったと思えた実感だった。

岩波英知の言葉・講演集参考になるサイト、読むといいことが書いてあります。

あがり症克服プログラムはこちら(良くなった人の体験談もあり)

12.極度のあがり症で潰されていた僕の垂らされた蜘蛛の糸をのぼって──

芥川龍之介の名短編『蜘蛛の糸』を思い出した。
お釈迦様が、地獄のカンダタを助けるために、蜘蛛の糸を垂らしてチャンスをくれた。
カンダタは結局は身勝手すぎるエゴイスティックな行為ではい上がれなかった。

でも、世の中には蜘蛛の糸は所々に存在している。
それが見えないだけだ。
僕の蜘蛛の糸は、岩波英知先生という方だった。もっと、いえばノブさんも蜘蛛の糸を垂らしてくれた。そして、僕は無事にのぼりきった。 

みなさんは真の鬼才に会ったことがありますか? 
僕は会った。
蜘蛛の糸はあなたにもぶら下がってます。

細いけれど、絶対切れない蜘蛛の糸を僕も垂らそうと思う。
そして糸を上までのぼりきる力を発揮するのは他でもないあなた自身です。

今までおつきあいありがとうございました。

 

カンダタ

 

kandatakumonoito.hateblo.jp