極度のあがり症が治ったッ 超一流のセラピストがいたけれど現実は・・・
3.あがり症克服プログラムを受けるためにお金の問題に直面して
そのカリスマチックな心理セラピストの連絡先を是非教えてもらいたかった。
ただ料金が高い。予約とりづらい。
もうこれは、親に言うしかないと思った。どういえばいいんだろう? 理解はされないだろう。僕のSADや極度のあがり症の症状を正直に話して、理解されるはずがない。そういう親だっ!
僕の気持ちはノブさんしかわからない。いち早く岩波先生のところに通って、就職して、能力を発揮して働きたかった。
でも、お金は全くない・・・・。出世払いで借りるしかないッ と考えた。親に言えるだろうか? 自問自答しつつ閑雅すぎるのが僕の一番の欠点だと気づき、思い切って親に言ってみた。
どうしても、強くなりたい! と言った。必死だった。でもSADなどの症状は言わなかったと思う。間接的に告げただけだ。
このとき、すごく感情的になっていた、よく覚えていないけれど、僕が強くならないことには、何にも始まらないと親も思っていたのは確かだった。
滅多に出さない僕の感情的な言動も響いたのかもしれない。体面なんて気にしてられなかった(体面を気にしないで行動することの重要性を先生からも教えてもらうことになるが、このときに僕はできていた。だから成功の扉が開いたんだろう)。
人生がかかっている! このままSADでいたら自殺しなくてはならない。だから、感情的になって、涙を流しながらいった僕の熱意を、親は受け入れてくれた。
でも、症状についてはわかってもらえたとは思えない。そういうものだとノブさんのアドバイスもあり、そこは割り切った。
強くなる! 社会で通用できるような人間になる、これは悩み克服の他に、岩波先生に頼めば身につけさせてくれたし、ここまでどん底から引き上げてくれる人は絶対存在しないと思う。
強力な武器を装備させてくれるノウハウをふんだんに持っていた。僕が社会復帰して営業の仕事をするようになった時、一層実感することになる。
心理の専門家は数多くいても、熱意があっても技術が追いつかない人とか、その両方持っている人はいないだろう。
あがり症の克服、話し方の歪んだとらえ方、人間とはこういうものだというアドバイス、こうすれば良いという道筋、自己暗示の重要性、武器となる会話術(会話の格闘術というやつ)の教え、それらを総合的に教えてもらったり、身につけてもらったりして、壁を一つ一つ乗り越えていけた。
つまり僕はノブさんと岩波英知先生のが垂らしてくれた蜘蛛の糸を上っていくことになる。
4.あがり症/話し方の弱点克服プログラム通い始める へ